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「こうやって、ビスケットを紅茶に入れてしっとりさせるの」



映画「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(2011)
THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL



それぞれに事情を抱えたシニア世代7人が、インド・ジャイプールにある
豪華なマリーゴールドホテルを目ざしてやってきます。
残り少なくなった人生を前に、前進しようとする者、変わりたくない者・・・
そんな岐路にたつ7人が描かれた映画。


その中で、
インドで仕事に就こうと面接を受けに来たジュディ・デンチ演じる
主人公イヴリンに、会社責任者のインド青年がお茶をすすめようと声をかけます。



青年:「お茶はいかがですか?
    イングリッシュブレックファーストティー、つまり
    ビルディングティー〈Building Tea〉がありますよ。」



イヴリン:「ビルダーズティー〈Builder's Tea〉のこと?」


間違ったワードをきっかけに、ビルダーズティーについて話し始めるシーンです。




「ビスケットが溶けてしまう直前に、すばやくサッと口に持っていって、
ビスケットとお茶を楽しむの。リラックスできていいのよ。」


...when you can whip it up into your mouth.
and enjoy the blissful union of biscuit and tea cobined.
It is more relaxing than it sound.



***
映画では、ビスケットを紅茶に浸して飲む行為そのものをビルダーズティーと
説明しているような流れですが、呼び名の由来は、建設現場などで働く人たちが
休憩中に好んで飲むTEA。安いティーバックをわざと濃く出し、
たっぷりのミルクと砂糖を加えた紅茶のことを言うらしいです。


なにげない日々のお茶の時間。
ホッとするひとときを総称してるのかもしれません。



ホッとしたいとき、

ビスケットがひとつあったなら、
紅茶に浸してお茶の時間を楽しんでみてください。


*イギリスのメーカーPG Tipsシリーズに、
Builder's Teaとネーミングされた紅茶が売られているそうです。
ヘルメットをかぶったオジサンが描かれた黒と黄色のパッケージで。

日本に入ってこないかな〜・・・。